包装資材の歴史を紐といてみます

■ 包装資材の歴史を紐といてみます

ホウザイホンポスタッフ、ブログ担当Sです。
今回のテーマは「包装資材の歴史を紐といてみます」についてです。

現在では、コンビニやスーパーなどにあって当たり前の存在となるビニール袋ですが、そのビニール袋が無かった時代はどのように過ごしていたのでしょうか。
ずっと昔、ビニール袋が無かった時代、動物の皮を縫い合わせて袋状にしたりなど、袋状のものは必要だったので重宝されていました。「包装資材」とはおそらく非常に高価なものだったと予想されます。

・麻(あさ):紀元前4000年頃
・藁(わら):縄文時代
・紐(ひも)縄(なわ):奈良時代
・樽(たる):鎌倉時代後半
・桶(おけ):平安時代以降
・風呂敷(ふろしき):平安時代以降
・紙袋(かみふくろ):1923年
・ビニール袋:1970年

このように歴史上、様々な包装資材が開発されました。上記のほかに、壺(つぼ)や瓶のような土器や、食品の保存や持ち運び用に、ひょうたん・竹の筒・貝類など、様々な工夫がされています。
日本の歴史だけでなく世界の歴史なども見て言えば「つつむ」という必要性に加えて、袋や梱包というものの価値が見えてくるのではないでしょうか。ビニール袋の歴史がすごく浅いことにもびっくりですが、実はダンボールなんかも昔からあるのかと思ってたらそんなことなかったりします。

ビニール袋なんかは今よく言われるSDGSなんかによれば、地球の再資源再生産の観点から考えていけば資源を使っている点は問題視される部分もあるのですが、現在においてはその便利さや清潔さもそうですし、中身が見えるので魅力的などいろんな諸事情があって需要が伸びています。今後もまだまだ変化していくだろうこの包装、という分野ですがどうなるのか自分自身も楽しみです。

包装資材には、このような様々な苦労があったのですね。どこでも当たり前に包装資材にありつける現代は便利な時代になりました。
ホウザイホンポは、生活雑貨、衣料品、文具、手芸品、パンフレット、食品等、多岐に渡る用途にご使用いただける包装資材を取り揃えております。
まずはお気軽にお問合せください。

袋の種類とOPP以外の袋いろいろ

■ 袋の種類とOPP以外の袋いろいろ

ホウザイホンポスタッフ、ブログ担当Sです。
今回のテーマは「袋の種類とOPP以外の袋いろいろ」についてです。

身近に存在するいろんな袋、有料になってしまったレジ袋もそうですし、スーパーに行けば果物にも袋つめになってたりしますし、本当にたくさんの袋があります。
ちなみにみなさんが一般に「袋」と聞くとイメージ的に、どんなものを想像しますでしょうかか??

業種として仕事として製造業に関わっている方などでしたら、商品を封入するポリ袋、または、作業時のゴミを片付けるゴミ袋、お店をされている方などでしたら、お客様に買って頂いた商品を持ち運ぶためのレジ袋などでしょうか?こんな感じに、「袋」って使用する商品によってものすごく種類があるんです。そういうわけで、ここでは「袋」を用途や種別で出来るだけ細かく分類してみました。

◆ レジ袋
これが最も身近かもしれません、レジ袋は、スーパーやコンビニなどで商品を入れてくれる袋の事です。
一般的には、HDPEを使用します。横にチ部分が付いているので多少膨らむ商品でも使用できます。規格商品としていくつかのサイズがありますが、印刷や生地色を変えるなどの別注製作も出来ます。レジ袋が有料化になっていろいろ問題も生じてますが、とりあえずレジ袋が袋といえば有名です。

◆ OPP袋 正式名称「オリエンテッドポリプロピレン Oriented Polypropylene(二軸延伸ポリプロピレン)」
OPP袋は、透明性に優れつやがあり高級感がある材質で、ポリプロピレン系の材質です。
衣料品やアクセサリー、小物などを美しく包装できギフトなどにも最適です。このOPP袋もよく見ますしスーパーなどでも見かけます。
OPP袋の利点も多々あるのですが、OPP袋の特性上では、防湿・液体物・粉末物封入といった面では不向きでです。

◆ OPPテープ付き袋
OPP袋にふた部分を追加しそこに粘着のり(テープ)を付けた袋です。見た目もよく簡単に包装できるので作業性も優れています。商品の包装やダイレクトメール(DM)なんかには役立ちますし、透明封筒、ピュアパック、フィルム袋、ビニール封筒なんかにはこの、テープ付きOPP袋が有効です。

◆ OPPヘッダー付き袋
OPPテープ付き袋の上にヘッダーと呼ばれる吊り下げ用の部分を追加した袋です。穴のサイズや種類も何種類かあったりします。
フック穴に掛けるタイプで、店舗のディスプレイなどで綺麗に展示・陳列できます。最近ではペットボトル飲料などに吊り下げるタイプもあります。

などざっと袋だけでも多くの袋があるんです、袋でお悩みでしたらぜひご相談ください。

OPPとは何か知っていますか?

■ OPPとは何か知っていますか?

ホウザイホンポスタッフ、ブログ担当Sです。
今回のテーマは「OPPとは何か知っていますか?」についてです。

包装資材の分野においてよく出てくる「OPP」「CPP」は、ともにポリプロピレン(PP)フィルムの仲間。製造方法が異なり、性質も若干異なります。

OPP=Oriented PolyPolypropylene(二軸延伸ポリプロピレン)
縦横に伸ばして熱で固定したフィルムです。その為引っ張る力に強く伸びません。

CPP=Cast PolyPolypropylene (無軸延伸ポリプロピレン)
ポリプロピレン材を伸ばさないで成型したフィルムです。その為、引っ張ると伸びますが丈夫なものです、ちなみに、OPP・CPPともにPVC(ポリ塩化ビニル)のように塩素を含みません。

ちなみにOPP袋の特徴ですが、
・光沢があり、透明性が抜群に高い。                 
・防湿性、耐水性に優れている。                   
・耐熱性に優れている。                         
・耐油性に優れている。                         
・耐ボイル性に優れている。
・引っ張り強度・引き裂き強度に優れている。
・印刷の発色がいい、 などの特徴があります。

他方OPP袋のデメリットとしては、
・ヒートシール性がない。 
・ガスバリアー性が悪い。
・切れ目から裂けやすい。
・寒冷地では強度が落ちる、などがあります。

OPPとかCPPとか聞きなれない言葉ですが、ちょっとした専門用語ですので、あまり気にしないでご相談ください。
用途によっては当然OPPでないほうが良い場合もありますし、包装資材のことなら何でもお任せください。